アボカド
概要
アボカドには約20の必要不可欠なビタミン、ミネラル、カリウム、葉酸、ビタミン B 群、ビタミン E や Kなど栄養素が豊富に含まれています。
食事の中でアボカドを一緒に食べることにより、脂溶性栄養分(α-カロチン、β-カロチン、ルテイン、ビタミン A、D、E、K)などを体に吸収しやすくする作用があります。つまり、緑黄色野菜と一緒に食べると、食べ合わせが良いと言うことになります。
脂質
アボカドの脂質のうち、75%は不飽和脂肪酸です。この不飽和脂肪酸は、一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)と呼ばれています。オレイン酸には、善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールだけを減らして、血中コレステロールを適正に保つ働きがあると考えられています。
食物繊維
アボカドの 79 % 近くは食物繊維と水分です。アボカドは1食分( 1/3 個、約50g )に 3g の食物繊維(1日の推奨摂取量の 11% )が含まれています。
水溶性食物繊維は、体内で消化されるとジェル状の物質に変化します。体はこのジェル状の物質のごくわずかを分解してエネルギーにしますが、その分解にはとても時間がかかるため腹持ちが良くなります。消化が悪いと言うイメージがありますが、これは、水溶性食物繊維を含む食品が消化器系の臓器に長く留まるという性質があるという見方もできます。
不溶性食物繊維は、体内で分解することができず、エネルギーにはなりません。こちらの食物繊維は分解されることなく腸内を移動し、消化されたほかの食べ物の粒子に付着し、排泄の速度を高めます。これは腸の内壁を保護するのに役立つと共に、満腹感を長く維持するのに役立ちます。